離婚協議書を自作する場合の項目例やポイントについて
よく芸能人やハリウッドスターが裁判で離婚調停を行い、慰謝料○億円などというニュースをみることもありますね。
しかし、実際に離婚したご夫婦の統計では、夫婦2人での話し合いで離婚を決めることがほとんどです。
これを裁判で決着をつける調停離婚に対し、協議離婚と言います。
そして、この協議(話し合い)をまとめるので、離婚の契約書のことを離婚協議書と呼びます。
※裁判離婚の場合は、調停調書というものがこの協議書の代わりになります。
では、離婚協議書を自作する場合にはどのような項目が必要なのかをまとめたいと思います。
◆離婚協議書に必要な項目
①慰謝料・解決金
離婚の理由などにもよりますが、慰謝料を希望される場合には、
・誰が誰に ・いくらの慰謝料を ・どのように ・いつまでに 支払うのかなどを記載します。
②財産分与
今ある全ての財産ではなく、2人で貯めたお金や二人で所有しているものなどに関して、どのように分けるかと決めた内容になります。
③離婚後の接触連絡等
お二人の離婚時の状況により、今後も関係値を続けていくのか、まったく他人に戻るのかなどを考え、決めていきます。
④清算条項
こちらは大変に重要です。
清算条項というと、イメージが浮かばないですが、簡潔に言えば、離婚したあとに思い出したかのようにお金の請求をしないでねという意味です。
【この離婚協議書に定めるもの以外に、一切債権債務関係がなく、相手に何ら請求しないことを確約する】という形で使います。
⑤親権
お子様の親権がどちらにあるのかを明記します。
⑥養育費
・誰が誰に ・いくらの養育費を ・どのように ・いつまでに 支払うのかなどを記載します。
一般的には、子供が成人するまでであったり、大学を卒業するまでなどが多いです。
⑦子供との面会
子供と離れてくらす側が、子供とどのくらいの頻度で、どのように面会をするかを記載します。
⑧公正証書
慰謝料や養育費の支払いが遅れる、止まるような場合に、強制執行できるようにする制度です。
これは別途公正証書というものを作成する必要があります。
おおまかに分ければ、上記になります。
①~④までは、必須事項であり、そのようなパターンの離婚に関しても記載しておくべき内容です。
⑤~⑦までは、お子様がいらっしゃるご夫婦の場合にはプラスで設定しましょう。
⑧は、特に金銭の心配がある方はご検討頂くとよろしいかと思います。
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ご推薦のお言葉やお客様のご感想
東京の契約書、協議書、誓約書示談書の簡単解説コーナー。
東京の契約書
会社で働く営業マンや、社長さん、人に大きな額のお金を貸す人など以外は、あまり契約書を普段使うということはないと思うかも知れませんね。
特に自分から作るとなると、ほとんど経験がない人の方が多いでしょう。
ですが、私たちの生活は無数の契約取引で成り立っています。
例えば誰もが利用するコンビニのお買い物も法律的な観点からすると、商取引の契約に該当します。
もちろん東京で暮らす日常生活の全てに契約書を作成することは現実的ではありませんが、ここぞの大事なタイミングには是非ご準備して頂きたいと思います。
それが結果的にあなたを守ることになります。
商談を明文化視える化していなかったがために仕事の代金が回収できない・金銭消費貸借書がなかったために貸したお金が返ってこない・お互いに口約束で合意したのに一方的に反故にされてしまった
ビジネスが盛んな東京ではこのような案件を数えきれないほど、見てきました。
お金が返ってこないのは金銭的なダメージはもちろんですが、何よりも裏切られてしまった事実に精神的に弱っておられる方が多いと感じます。
ご自身だけではなく、ご家族などを守るためにも、是非、契約書の作成を考えて頂ければと思います。
東京の協議書
行政書士が作る協議書は主に2つになります。1つは遺産分割協議書、もう1つが離婚協議書になります。
東京ですと特に、離婚関係のご相談というのは多いです。
離婚自体はお互いの人生やご事情が存在します。それ自体に良し悪しがあるとはまったく思いません。
ですが、ご夫婦のお話合いのみで離婚をする場合には【離婚協議書】を作成した方がいいです。
特にDVのような場合や、お子様の養育費が関係するようなケースは、間違いなく必要になります。
実際に離婚協議書を作成していなかったがために、養育費が支払われずに生活にまで支障がでているとのご相談も頂きます。
ちなみに離婚協議書は裁判所でも作成が可能です。
これは裁判をするのではなく、話し合いの離婚なのですが、夫婦だけで話合うのではなく、裁判所員を交えて話し合いができる制度がございます。
ここで決められたものは離婚協議書として正式に書面で受け取ることができます。
私たち行政書士にご依頼頂くよりも格段に安い値段で済みます。ですが、半年先まで全て日にちが埋まってしまっている裁判所も少なくありません。
料金は押さえられますが、半年~1年くらいは離婚が成立しない可能性もあるので、一刻も早く離婚したいような場合には向いていません。
ですので、当事者の夫婦だけで話し合って離婚をされる方が多いのです。そのような場合には、離婚協議書を作成して頂きたいと思います。
東京の示談書・誓約書
示談書は合意書とも呼ばれています。
法的に言えば少し異なる部分があるのですが、概ね同じものです。つまり、両者が納得して合意している内容をまとめた書面が示談書・合意書です。
この両者が納得して合意をしているのが大変に重要で、一方の言い分だけを押し付けるような形は示談書として好ましくありません。場合によっては裁判などでその言い分が正当ではないと言われてしまうかも知れません。
弊社に頂く東京の示談書の内容としては、不倫不貞行為の慰謝料であったり、何か金銭が関連する示談書がほとんどです。
一方、東京の誓約書のご依頼になると、金銭というよりは行動に対するものが多いです。
交際している人やご夫婦間でDVなどがあり、関係を継続するためにDVをしないことや万が一また暴力などを振るわれた時のペナルティーなどを誓約書に決めたりします。
また、示談書と誓約書がセットになることも多いです。
示談書で不倫に対する慰謝料などを取り決め、誓約書でもう面会や連絡をしないように約束させるようにも使われます。
このような示談書や誓約書はご自身で作成するより、行政書士のような第三者が作成した方が様々なケースの想定が可能な上、相手も真摯に受け止めやすいので、オススメです。